選定理由 |
府内唯一の記録地である左京区貴船付近は現在人工林化により、生息は絶望的。再確認があるとすれば、芦生演習林あたりからの可能性がなくはない。 |
形態 |
原色日本甲虫図鑑(III)[保育社、1985]、第64図版、図7を参照。各上翅の奇数間室に相当する隆起線は高く、その上の被毛は密で隆起線の中央方向に向く。 |
分布 |
北海道、本州、四国、九州のブナ帯森林に生息し、近畿では紀伊半島の山地に稀産する種で
ある。府内では、飯田(1941)による左京区貴船の記録があるのみ。
◎府内の記録
飯田(1941)による記録は次のとおり:貴船山、26.vi.1933.[老杉樹皮下]。
通常は広葉樹に見られ、針葉樹より採集ということから誤同定の疑いもなくはない。
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生態的特性 |
自然度の良好な広葉樹林内のブナ、ミズナラなどの立ち枯れに発生する。 |