選定理由 |
発生を見つけるのが難しい。だんだん少なくなり、現在は希少種となった。 |
形態 |
子実体は寄主スズメバチの成虫の死体胸部より、淡黄色で1mm×5〜8cmの柄部を1〜数本出し、先端に2mm×1〜1.5cmの長紡錘形で黄色の先端が尖る子座をつける。胞子果は斜理生で、子のうは500〜550×7μm。胞子は14×1.5μm。
◎近似種との区別
ハチタケ(C.sphecocephala(Kl.)Sacc.)は先端が尖らない点で区別できる。 |
分布 |
京都府、台湾、中国大陸、ジャワ島、ボルネオ島、タイ、ブラジル。
◎府内の分布区域
舞鶴市、大文字山(左京区)、稲荷山(東山区)。 |
生態的特性 |
ヒメスズメバチ、キイイロスズメバチなどの成虫に発生する。コナラ落葉の上にころがる。発生期は7〜10月で11月頃の未熟体は翌年3月頃に完熟する。 |
生息地の現状 |
落葉樹林が里山から減り、確認数が少なくなってきている。 |