選定理由 |
宅地造成があり、発生環境が減り、発生数も減少してきている。 |
形態 |
子実体は径1〜3cm、初め白色、成熟時黄褐色。表皮には粉状物があるが成熟とともに剥離し、平滑、紙質となり頂部に孔口を開く。基本体は褐色粉状で褐色の弾糸が古綿状にからまる。弾糸は3〜5回分岐し先端は尖る。胞子は径6〜7×5〜6μm、長い柄(10〜12μm)をつける
◎近似種との区別
シバフダンゴタケ属は基部の根状菌糸束が完熟すると切れて転がるので、ダンゴタケ属(Bovistella)と区別できる。また、ホコリタケ属(Lycoperdon)とは弾糸が分枝すること、その先端が細まることで区別できる。 |
分布 |
北海道、東京都、京都府、ヨーロッパ、北アメリカ。
◎府内の分布区域
京都御苑(上京区)、修学院離宮、京都府立大学農場、吉田山(左京区)。 |
生態的特性 |
草むらに発生する。時に芝生内にある。 |
生息地の現状 |
宅地造成があり発生環境が減少しており、近年急速に見られなくなった。 |