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項目の解説.....
分類群 |
菌類 |
目名 |
ケシボウズタケ目 |
科名 |
ケシボウズタケ科 |
属名 |
ケシボウズタケ属 |
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項目の解説.....
選定理由 |
発生が断続的で、現在は発生していない。希少種。 |
形態 |
子実体は初め球形、表面は褐色でささくれ、次第に擬宝珠型になる。やがて基部より木質の柄部が伸び、頭部を持上げ直立する。のちに柄部・頭部表面の鱗片は脱落する。基本体は初め白色、黄褐色粥状となり脱水して古綿屑状となり、胞子が離散する。胞子はほぼ球形、表面は微細な疣状突起と刺状突起が混在、径4〜6(7)μm(含突起)。
◎近似種との区別
本菌に似たササクレケシボウズタケ( T.verrucosum)は胞子が径6.4〜7.1μmと大きく、弾糸の隔膜が多い。 |
分布 |
長野県(東筑摩郡)、愛知県(豊橋市)、三重県(藤原町)、京都府、ヨーロッパ。
◎府内の分布区域
下鴨神社、宝ヶ池(左京区)、京都御苑(上京区)で記録があったが、府内では現在発生を見ない。 |
生態的特性 |
石灰岩上、石灰土壌の上に発生。 |
生存に対する脅威 |
小地域にしか発生しないので、開発などで絶滅しやすい。 |
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