選定理由 |
かつては京都府内各地で珍しいものではなかった(標本の採集例も多い)が、近年、見かけることが非常に稀となった。 |
形態 |
◎参照 原色日本植物図鑑草本III:No.695,日本の野生植物I:96頁,日本イネ科植物図譜:652頁 |
分布 |
本州(南西部)、四国、九州、琉球、朝鮮半島、台湾、中国大陸。
◎府内の分布区域
中部地域、南部地域(京都市・乙訓地域)。 |
生存に関する脅威 |
山地開発、林道の拡幅や新設など。小さく目立たず、希少種と気づかぬまま開発や道路工事の犠牲となりやすい。 |
必要な保全対策 |
開発や諸工事に先立つ詳細な生物調査が必要であり、その結果を見て、諸工事の適否を判断すべきである。 |