選定理由 |
群生することがなく、林内、林縁に単木状ではえ、府内では個体数は非常に少ない。 |
形態 |
山中にはえる落葉高木。葉は9〜13小葉からなる羽状複葉となる。同属のユクノキとよく似ているが、本種の小葉は下面淡緑色で網状脈が隆起して目立ち、小托葉がある。莢果はユクノキより広い線形で、著しい翼がある。冬芽はユクノキでは裸出しているが、本種の冬芽は薄い白紙状の袋に包まれている。
◎参照 原色日本植物図鑑木本I:No.439,日本の野生植物木本I:241頁,近畿地方植物誌(15):No.1022 |
分布 |
本州(淡路島以西)、四国、中国(中部)。
◎府内の分布区域
北部地域、中部地域、南部地域(京都市)。 |
生存に関する脅威 |
森林開発、土地造成、道路工事などが減少の主要因である。 |