選定理由 |
水域の埋立てや水質汚濁で産地が急減しており、府内の生育地も限られる。 |
形態 |
水中を横走する茎の節から数枚の葉を出しながら成長する浮葉性の浮遊植物。浮葉は円形で、裏面はしばしば膨れて浮嚢となる。
◎参照 原色日本植物図鑑草本III:No.761,山城水草誌:54頁,日本水草図鑑:28頁 |
分布 |
本州、四国、九州、アジア(中東を除く)、オーストラリア。
◎府内の分布区域
南部地域。 |
生態的特性 |
やや富栄養な池沼や水路で水中の栄養塩類を吸収して旺盛に繁茂する水生植物。 |
生育地の現状 |
巨椋池からは干拓で絶滅した。干拓地内の水路などに残存していたトチカガミも、改修工事や水質の悪化等でほとんど消滅した。最近の急激な減少が顕著である。 |
生存に関する脅威 |
水路等の改修、水質悪化。 |