選定理由 |
かつては水田に広く分布していたと推察されるが、農薬の多用と圃場整備の進行などで生育地が急減している。 |
形態 |
細かい鋸歯のある線形の葉が互生する一年生の沈水植物。茎はよく分枝する。
◎近似種との区別
茎が伸長することでスブタ、マルミスブタから区別できる。種子は紡錘形で表面が平滑であることでセトヤナギスブタ(京都府からは今のところ報告されていないが、種子表面に低い隆起がある)から識別できる。
◎参照 原色日本植物図鑑草本III:No.759,山城水草誌:52頁,日本水草図鑑:24頁 |
分布 |
本州、四国、九州、アジア(東部)、インド、ニューギニア。
◎府内の分布区域
北部地域、中部地域、南部地域。現在生育地が非常に少なくなった。 |
生育地の現状 |
山間部の湿田や農薬が多用されない水田に残っている。 |
生存に関する脅威 |
農薬、圃場整備、水質の悪化。 |