選定理由 |
原野や田の畦などの湿地にはえる多年草で、府内ではわずかに生育しているにすぎない。 |
形態 |
地下茎をのばして繁殖し、茎は高さ30〜50cm、短い毛がある。葉は薄く、基部は無柄。茎の上部はよく分枝し、8〜10月にかけて黄色の頭状花をつける。
◎参照 原色日本植物図鑑草本I:No.166,日本の野生植物III:204頁 |
分布 |
北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸(東北部)。
◎府内の分布区域
北部地域、中部地域、南部地域。 |
生存に関する脅威 |
土地造成、道路工事、園芸用の採取、圃状の整備。 |
必要な保全対策 |
湿地の開発にはその地域の生物調査を詳細にすることが必要。 |
特記事項 |
舌状花多列のものが昔から園芸品となった。かつては山麓の草地や水田の畦道などに多くみられたが、近年急に少なくなった。 |