選定理由 |
苔のはえた樹幹に着生という極端に生育地が限られている。 |
形態 |
茎は細長く、樹幹に着生した苔の中を這い、長さ20〜50cm。葉は厚い革質で無毛。7〜8月葉腋に花をつける。花冠は淡桃色。
◎参照 原色日本植物図鑑草本I:No.313,日本の野生植物III:132頁 |
分布 |
本州(伊豆半島及び京都府以西)、四国、九州、奄美大島、台湾、中国大陸(南部)。
◎府内の分布区域
北部地域。 |
生態的特性 |
樹上に着生する。 |
生存に関する脅威 |
照葉樹林の伐採と園芸用の乱獲のため、個体数は減少している。ほとんどの自生地で絶滅寸前の状態である。 |
必要な保全対策 |
樹上に着生生活をするので自然度の高い森林の伐採を禁止。野生希少種の採取をしないようモラルを高める。 |