形態 |
多年草だが、地上部は秋から冬には枯れる。栄養葉は広卵形〜卵形で、基部は急に狭くなって短い葉柄となる。葉脈の網の目は比較的大きく、二次脈は発達しない。胞子嚢は葉状茎の先端に二列に並ぶ。
◎近似種との区別
コハナヤスリは厚い葉を持ち、葉脈の網目は細かい。また、葉柄は発達せず、基部で葉状茎を抱く。ヒロハハナヤスリは葉柄が発達せず、二次脈がよく発達する。
◎参照 原色日本羊歯植物図鑑;pl.8-46,31頁(1959),京都府草木誌;3頁(1962),しだの図鑑;39,41頁(1986),日本の野生植物 シダ;pl.17,64頁(1999) |