選定理由 |
冬鳥として府内で越冬する。越冬個体数は少ないが、近年減少はしていない。 |
形態 |
全長19cm。嘴は太くて橙黄色。翼は光沢のある黒色で、風切の先端と初列雨覆の先端は白い。イカルより小さく体には褐色味が多い。 |
分布 |
シベリア南東部、中国東北部などで繁殖し、主に冬鳥として日本の南西部に渡来するが、熊本県や島根県では繁殖例がある。府内では冬期に少数が南部地域で観察されている。
◎府内の分布区域
南部地域。 |
生態的特性 |
主に木の実、草の種子を採食し、昆虫も食べる。高木の枝に椀形の巣をつくり、一腹4〜5卵を産み、メスが約11日間抱卵し、雌雄が12〜13日間育雛する。 |
生息地の現状 |
府内では、深泥池や京都府立植物園などで、1〜3羽でしばしば観察されている。イカルの群れに混ざっていることが多い。 |