選定理由 |
冬鳥として府内で越冬する。越冬個体数は少ないが、近年減少はしていない。 |
形態 |
全長18cm。尾は比較的短い。オスの頭部は濃い桃紅色で額から前頭と喉は銀色、背は桃紅色で黒い縦斑と白い羽縁がある。胸と腹は桃紅色。メスの下面は橙赤色を帯びたバフ色で、黒くて細い縦斑がある。 |
分布 |
極東北部で繁殖し、冬鳥として本州以北へ渡来するが、個体数は少ない。府内でも少数が冬期に数ヶ所で観察されている。
◎府内の分布区域
中部地域、南部地域。 |
生態的特性 |
森林限界付近の林などで繁殖し、冬期は山地の林や林縁に生息する。冬にはイネ科、タデ科、マツなどの種子を採食する。 |
生息地の現状 |
府内では、冬に落葉広葉樹林の林縁や道端に数羽〜10羽の群れで出現する。オスの幼鳥とメスが多く、赤みの濃いオスの成鳥は稀にしか見られない。 |