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分類 | 組織地形 |
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細分 | 残丘地形 |
地域 | 綾部市字於与岐、舞鶴市字池ノ内 |
選定理由 | 地域において生活と密着した存在であるものやランドマークとして親しまれている地形。 |
概要 | 綾部市の梅迫から於与岐方面へ伊佐津川沿いに進んでいくと、ピラミッド形をした特徴的な山が視界に入ってくる。これが高度664mの弥仙山で、夜久野南帯の角閃岩および斑レイ岩からなり、古生代の海洋地殻であった岩石から構成されている。 約1,200年前、行基によって開山されたといわれ、最近まで女人禁制であったこの山は、頂上近くまで急な登り道が続いている。その頂には神社(大本教)があり、信仰の山であることをうかがわせる。頂上は杉木立に覆われ十分な視界はないが、木々の間から周囲の山々(大江山、君尾山など)が見渡せる。また、貴重な動植物の生息する自然の宝庫であるが、於与岐側の宮の谷には砂防ダムが設置され、自然の力を規制しようとする人工の手が入りこんでいる。 |
文献 猪木ほか(1961)、内田(1997)、舞鶴ロータリークラブ環境保全・協同奉仕委員会(1999)
執筆者 塩見良三
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