トップページ > 地形・地質・自然現象 > 地形 > 甲山(兜山)
分類 | 組織地形 |
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細分 | 残丘 |
地域 | 京丹後市久美浜町字甲山 |
選定理由 | 教育上、地形研究上注目すべき地形。地域において生活と密着した存在であるものやランドマークとして親しまれている地形。 |
概要 | 京丹後市久美浜町の甲山は、久美浜湾の南東部に位置する標高191.7mの円錐形をした残丘である。新第三紀中新世、北但層群豊岡累層中に迸入した甲山流紋岩火山岩層からなる。山体中央部が旧火道部に当たり侵食抵抗性の強い岩石であるため、侵食からとり残され孤立丘として残存したのであろう。 山頂まで道路が通じ、山頂部には展望台がある。この展望台から久美浜湾や小天橋の姿が一望できる。小天橋から見えるきれいな円錐形の山体は、潟湖である久美浜湾を前景とした美しい景観を形づくっている。この地域のランドマークとして親しまれており、南斜面には大文字焼きの火床がつくられている。道路建設により山地斜面が一部地形改変されている他、山裾部の開発による大規模な地形改良の可能性がある。 |
関連法令 | 自然公園法(山陰海岸国立公園) |
執筆者 山脇正資
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