トップページ > 地形・地質・自然現象 > 地質 > 山城Ⅳ火山灰層
分類 | 堆積物 |
---|---|
細分 | 広域テフラ |
時代区分 | 第四紀更新世 |
地域 | 木津川市山城町 |
選定理由 | 山城丘陵で発見された広域テフラ、虫生野火山灰。 |
改訂の理由 | 井手火山灰層と同様な性格をもつ広域テフラで、より時代の古い層が甲賀地域の古琵琶湖層でよく研究された。その火山灰層が山城地域の大阪層群にまで延びていることがわかった。 |
分布 | 山城丘陵棚倉地域と上狛地域。 |
特徴(特異性) | 井手町で恵比須峠─福田テフラを発見した池田は、その南の山城丘陵の火山灰を調査した(池田ほか 2010、池田 2013)。そして、下から山城I、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ、VIと6層の火山灰を記載した。その山城IV火山灰は古琵琶湖層群の虫生野火山灰層(Takaya 1963)に対比され、これも恵比須峠─福田テフラと同様、給源火山は中部山岳地域で二次的に軽石を流したものであるという(里口ほか 2013)。虫生野火山灰はMatuyama 逆磁極期の早いうちの230万年前頃 のものとされている(里口ほか 1999、片岡、中条 2005、Satoguchi and Nagahashi 2012)。 |
執筆者 石田志朗
トップページ > 地形・地質・自然現象 > 地質 > 山城Ⅳ火山灰層