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分類 | 堆積物 |
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細分 | 広域テフラ |
時代区分 | 第四紀更新世 |
地域 | 綴喜郡井手町 |
選定理由 | 井手町で発見された広域テフラ、恵比須峠─福田火山灰。 |
改訂の理由 | 岐阜県北部から大阪南方までの広域テフラで、降下したのみでなく軽石流をともなう特徴あるものが井手町で記載された。 |
分布 | 城陽市南部から奈良丘陵、田辺丘陵。 |
特徴(特異性) | 2002年版京都府レッドデーターブック下巻[地質]の京都府の地質の126ページ中程、京都府内の大阪層群の項の最初に福田火山灰について簡潔に記されている。尾崎ほか(2000)には、この地域に分布する福田火山灰層について図示するとともにまとめられている。そして城陽丘陵南部の鴨谷火山灰層が井手町北部の多賀地区にあることが図示されている。 2001年に井手町南部の井手地区で発見されて、研究が進められた(池田 2002、池田ほか 2003、2004a、池田ほか 2004b)。この火山灰は岸和田市福田で発見されて研究された火山灰で(Itihara et al. 1975)、給源火山地域の岐阜県北部、高山地域の茶屋野凝灰岩層と恵比須峠火砕堆積物とに対比され、大阪層群のこの火山灰は恵比須峠─福田テフラと呼ばれるようになった(長橋ほか2000)。 |
執筆者 石田志朗
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井手町井手南開 橘諸兄公旧跡道路向かい(南)の崖、南西を見る。2003年5月29日 池田俊夫撮影
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