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分類 | 構造 |
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細分 | 活断層 |
時代区分 | 第四紀 |
地域 | 福知山市夜久野町高内 |
選定理由 | 道路工事であらわれた活断層。 |
改訂の理由 | 夜久野中学校に向かう道路の工事中に新たに発見された。 |
分布 | 夜久野中学校の南で東西走向、南落ちの活断層が見られた。ここより西方では、北側の高台と南側の低地との境をなすものと考えられるが、この地点から東へは基盤岩の中を通っている。700m東の日置までの間の山地は、この断層の延長方向に鞍部が並んでいる。 |
特徴(特異性) | 基盤岩山地の南端(国道9号沿い)よりも北で、山地が西へ低くなる場所にあたる。南北方向に国道9号から東側の高まりを削って、夜久野中学校へ向かう道路工事が行われた(1994年6-7月)。 夜久野中学校は粘土層を主とする丘陵を削って、高台に建てられている。その南で粘土層とその下の礫層が基盤岩に不整合に乗っているのが観察され、東西走向で南落ちの断層が観察された。北側の基盤岩は南北幅2mにわたって破砕され、断層南側の粘土層は幅2m弱引きずられて滑り面ができていた。断層の垂直転移量(落差)は10mを超えると推測される。しかし、この礫・粘土層の時代は更新世と考えられるが、詳しくはわかっていない。 |
現状 | 道路は舗装されて、断層は観察できない。 |
執筆者 石田志朗
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