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分類 | 堆積物 |
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細分 | 礫岩 |
時代区分 | 新生代新第三紀中新世後期・鮮新世? |
地域 | 船井郡京丹波町 |
選定理由 | 時代未詳であるが新第三紀層と推測される固結礫岩で、今後の研究が期待される。 |
分布 | 当時の丹波町を主とした比較的狭い範囲で、丹波山地の他地域には見られず希少なものである。 |
特徴(特異性) | 丹波自然運動公園の天文館の丘の西側斜面を掘削した時(1990年春)によく観察できた礫岩層で、その西方の曽根川に下底の淘汰の悪い礫岩が観察できる(石田 1983、井本ほか 1991)。砂岩・泥岩・チャートの中・大礫大の角礫・亜角礫でマトリクスは砂、泥でよくしまっている。厚さ約40m、上部に細粒礫岩と泥岩層がある。北へ緩く傾斜している。チャート以外の礫は風化し、地表近くは赤褐色を呈する。多くの地点で見られるのは、赤褐色に風化した礫岩である(石田 1984、木村ほか 1989)。時代を示す資料はないが、丹波山地の盆地に堆積した大阪層群最上部相当の実施層に不整合に覆われていること、固結岩であることから、大阪層群下部相当層より古いと考えられる。今後の研究が期待される。 |
現状 | 道路の法面などに観察される。 |
保存に対する脅威 | 点々と分布しているので、すべての場所がなくなることは考えられない。 |
必要な保存対策 | 地質情報の性質上、各地点の情報が貴重なので、開発に当っては堆積学等の専門的研究が望まれる。 |
執筆者 石田志朗
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