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分類 | 堆積物 |
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細分 | 河湖内湾成層と段丘堆積物 |
時代区分 | 新生代第四紀更新世 |
地域 | 宇治市平尾台 |
選定理由 | 急傾斜した大阪層群を切って上に高位段丘堆積物がのる。 |
分布 | 大阪層群分布域で高位段丘は各地にある。 |
特徴(特異性) | 土地分類基本調査5万分の1地質図「京都東北部、京都東南部、水口」(滋賀県、京都府 1984)には、平尾台は大阪層群の2枚の海成粘土層が西へ急傾斜し、その上に高位段丘礫質堆積物が水平にのっているように描かれている。火山灰層が見つからず、海成粘土層の番号は決められていない。しかし深草の大阪層群の項で述べた、火山灰層と海成粘土層との組み合わせを考慮すれば、それらはMa 4とMa 5と推測されるが、その下位にMa 3とアズキ火山灰層とが見つからなかったことは、この推測に不安が残る。高位段丘堆積物は厚さ1mで細礫混じりの砂で上へ粘土薄層を挟み、赤色を呈する。 この急斜帯西縁には黄檗断層が通り、その西の御蔵山東縁には東落ちの御蔵山断層が通るという(吉岡 1987)。 |
現状 | 住宅地になっている。 |
執筆者 石田志朗
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