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分類 | 化石 |
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細分 | 哺乳類 |
時代区分 | 新生代第四紀更新世 |
地域 | 京都市伏見区 |
選定理由 | 産出地点と層準とが明らかな示準化石を産した露頭。 |
分布 | 日本各地に点々と産する。京都府内ではここのみ。 |
特徴(特異性) | 1966年夏に京都市立中京中学校科学クラブは鞍ケ谷の粘土採掘場で、ゾウの臼歯を見つけた。またその粘土採掘業者が保存されていたものも預かり、亀井が鑑定した。それはトウヨウゾウの上右第1臼歯破片と第二臼歯、そして上左第二臼歯破片であった。厚さ4mのMa 6海成粘土層(深草団体研究会 1962)の下位の淡水成粘土から産した。深草の海成粘土層はアズキ火山灰をともなうMa 3は確実であるが、その2層上のMa 5としたものには鍵層である八町池火山灰層が見つからないので、Ma 6としたものが確実かどうかが問題であった。横山と楠木がその下位の伏見火山灰を調べて、千里山や高槻のMa 6と同じであることを明らかにした(亀井ほか 1968)。その上右第二臼歯のカラー写真は『京都五億年の旅』、『京都の地学図鑑』などに載っている。 |
現状 | 露頭は後退し、包含層の延長は西方の地下へもぐっている。露頭のあった場所は住宅地となっている。 |
執筆者 石田志朗
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京都市伏見区深草のトウヨウゾウ化石産地(北東から南西を見る)1966年8月2日 石田志朗撮影
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スコップの先がトウヨウゾウ化石がうまっていたところ(左の写真中央部)。上の厚い粘土層はMa 6
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