選定理由 | 近畿地方(産地が5か所以内)で産地が少ない。 |
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形態 | 灰白色で痂状、大きさは3cm以上になる。子器は、径0.5~0.7mmの小形で部分的に地衣体に埋没し、球形で無色、先端部が開口し、果托と果殻は離れる。子嚢胞子は長針形無色、石垣状多室、大きさ70~100×15~30μmである。 ◎近似種との区別 フジゴケ(T. lepadinum)とは子嚢胞子の長さが異なる。 |
分布 | 福島県、栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、静岡県、京都府、奈良県、和歌山県、島根県、広島県、徳島県、鹿児島県の21か所。 ◎府内の分布区域 南丹市芦生。 |
生態的特性 | 主に冷温帯の落葉広葉樹の樹皮上に生育する。 |
生育地の現状・脅威 | 報告された指定地で生育はまだ確認できていない。 |
必要な保全対策 | 一般的には自然林の涵養が必要であろう。報告された指定地やそれ以外での調査を進める。 |
執筆者 山本好和