選定理由 | 近畿地方(産地が5か所以内)で産地が少ない。 |
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形態 | 灰緑色から暗緑色で痂状。大きさは10cm以上になる。子器は灰黒色から暗褐色でひも状、厚く白粉をもち、盛り上がる。分岐は少なく、先端は丸い。子器断面は、I型で果殻の炭化の程度は周囲や底部ともに厚い。子嚢胞子は褐色長円形で、大きさは20~30×7μm、6室に分かれる。 ◎近似種との区別 ヘリトリモジゴケ(L. exaltatum)とは子器白粉の程度が異なる。 |
分布 | 宮城県、東京都、千葉県、愛知県、京都府、和歌山県、島根県、岡山県、広島県、沖縄県の24か所。 ◎府内の分布区域 京丹波町和知。 |
生態的特性 | 主に暖温帯の広葉樹の樹皮上に生育する。 |
生育地の現状・脅威 | 報告された指定地で生育はまだ確認できていない。 |
必要な保全対策 | 一般的には自然林の涵養が必要であろう。報告された指定地やそれ以外での調査を進める。 |
執筆者 山本好和