選定理由 | 近畿地方(産地が5か所以内)で産地が少ない。 |
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形態 | 灰白色で痂状、子器は淡色でひも状、上唇は開き、溝がない。子器断面はO型で果殻は炭化せず、子器盤が広がり、白粉を全体にかぶる。子器は地衣体表面から突出する。単一または分岐する。子嚢胞子は無色石垣状の巨大胞子で、大きさは100~150×30~45μmである。 |
分布 | 群馬県、東京都、千葉県、静岡県、愛知県、京都府、和歌山県、島根県、徳島県、高知県、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の30か所。 ◎府内の分布区域 京都市鞍馬山。 |
生態的特性 | 主に亜熱帯や暖温帯の広葉樹の樹皮上に生育する。 |
生育地の現状・脅威 | 報告された指定地で生育はまだ確認できていない。産地は孤立しているものの、指定地は寺社林と考えられるので、生育していることが期待される。 |
必要な保全対策 | 一般的には自然林の涵養が必要であろう。報告された指定地やそれ以外での調査を進める。 |
執筆者 山本好和