選定理由 | 近畿地方(産地が5か所以内)で産地が少ない。 |
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形態 | 灰白色の薄手痂状で、子器は1個ずつ疣状突起に埋没し、疣状突起には黒色の孔口が一つある。疣状突起は直径0.4~1.2mm、高さ0.3~1.0mmの半球状で散生する。子嚢胞子は二重膜を有する長円形で、長さ93~140μmである。 |
分布 | 青森県、岩手県、山形県、福島県、群馬県、茨城県、神奈川県、新潟県、富山県、福井県、山梨県、静岡県、京都府、奈良県、鳥取県、島根県、広島県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、大分県、宮崎県、鹿児島県の52か所。 ◎府内の分布区域 京都市鞍馬山。 |
生態的特性 | 主に冷温帯(一部暖温帯)の広葉樹の樹皮上の蘚類上に生育する。 |
生育地の現状・脅威 | 報告された指定地で生育はまだ確認できていない。産地は孤立しているものの、指定地は寺社林と考えられるので、生育していることが期待される。 |
必要な保全対策 | 一般的には自然林の涵養が必要であろう。報告された指定地やそれ以外での調査を進める。 |
関係法令 | |
執筆者 山本好和