選定理由 | 近畿地方(産地が5か所以内)で産地が少ない。 |
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形態 | 灰白色から淡緑色の葉状で、大きさは5cm以下である。地衣体は斜上する。腹面は白色で皮層を欠く。子器は裂片の先端部に生じ、ラッパ状の外観となる。 ◎近似種との区別 ラッパゲジゲジゴケモドキ(H. pandurata)とは成分が異なる。 |
分布 | 北海道、岩手県、宮城県、埼玉県、神奈川県、長野県、山梨県、滋賀県、三重県、京都府、和歌山県、鳥取県、広島県、徳島県、高知県、佐賀県、鹿児島県の26か所。 ◎府内の分布区域 京都市大悲山。 |
生態的特性 | 主に冷温帯の樹皮上や岩上に生育する。 |
生育地の現状・脅威 | 報告された指定地で生育はまだ確認できていない。自然林の破壊などで生存が危ぶまれる。 |
必要な保全対策 | 一般的には自然林の涵養が必要であろう。報告された指定地やそれ以外での調査を進める。 |
執筆者 山本好和