選定理由 | 近畿地方(産地が5か所以内)で産地が少ない。 |
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形態 | 樹状で分枝はD型、長さ20cm以下、基部には明瞭に輪状の割れ目がある。地衣体表面は灰緑色で点状粉芽塊や顆粒、パピラをつける。髄層の菌糸は綿毛のようにもじゃもじゃとしている。 ◎近似種との区別 ニッパラサルオガセ(U. nipparensis)とは粉芽塊の形状が異なる。 |
分布 | 北海道、青森県、秋田県、福島県、群馬県、茨城県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県、静岡県、愛知県、三重県、京都府、広島県、徳島県、愛媛県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県の64か所。 ◎府内の分布区域 京都市比叡山。 |
生態的特性 | 主に暖温帯や冷温帯の樹皮上に生育する。 |
生育地の現状・脅威 | 報告された指定地で生育はまだ確認できていない。 |
必要な保全対策 | 一般的には自然林の涵養が必要であろう。報告された指定地やそれ以外での調査を進める。 |
執筆者 山本好和