選定理由 | 近畿地方(産地が5か所以内)で産地が少ない。 |
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形態 | 灰緑色から淡黄緑色樹状で垂下あるいは斜上する。長さ20cm以下で基部は黒く染まらない。地衣体表面は細棘や側枝を散生する。太い枝のつけねはくびれない。擬盃点やマキラを欠く。側枝は円柱状でパピラを欠く。粉芽塊は側枝の末端に細棘の脱離痕跡から生じ、点状で杖状の裂芽を伴い、粉芽をつけない。 ◎近似種との区別 トゲサルオガセ(U. aciculifera)とは成分が異なる。 |
分布 | 岩手県、長野県、山梨県、京都府の10か所。 ◎府内の分布区域 京都市越畑。 |
生態的特性 | 主に暖温帯や冷温帯の樹皮上に生育する。 |
生育地の現状・脅威 | 報告された指定地で生育はまだ確認できていない。 |
必要な保全対策 | 一般的には自然林の涵養が必要であろう。報告された指定地やそれ以外での調査を進める。 |
執筆者 山本好和