選定理由 | 近畿地方(産地が5か所以内)で産地が少ない。 |
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形態 | 灰色から淡褐色の単一棒状で、大きさは5cm以下である。擬子柄の径は基部も頂部と差がなく、0.5mm程度で少し分枝する。擬子柄の片側は密にサンゴ状の棘枝があるが、他の片側では円筒状に2mm程度に伸び、まれに分枝する。擬子柄の頭頂部に黒褐色球状の子器をつける。暗緑色で小球の集合からなる頭状体(藍藻が共生している)をつける。 ◎近似種との区別 ヤマトキゴケ(S. japonicum var. japonicum)とは成分が異なる。 |
分布 | 愛知県、京都府、大阪府、和歌山県、鳥取県、広島県、徳島県の16か所。 ◎府内の分布区域 京都市嵐山、綾部市。 |
生態的特性 | 主に川原の岩上に生育する。 |
生育地の現状・脅威 | 大堰川では確認できている。河川改修などが生存への脅威となる。 |
必要な保全対策 | 開発が脅威となっており、その阻止が必要である。 |