選定理由 | 全国(産地が5か所以内)で産地が少ないが、種の認識が甘く、今後発見される可能性が高い。 |
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形態 | オリーブ色の痂状で、全体に粉霜をつける。子器は黒色レキデア型皿状で、幅0.8~2.0mmである。盤は平坦で縁は盤より突出する。果殻は黒色で、子嚢上層および子嚢下層は褐色である。 |
分布 | 京都府、兵庫県、鳥取県の3か所。 ◎府内の分布区域 京都市比叡山。 |
生態的特性 | 主に暖温帯の岩上に生育する。 |
生育地の現状・脅威 | 報告された指定地で生育はまだ確認できていない。 |
必要な保全対策 | 一般的には自然林の涵養が必要であろう。報告された指定地やそれ以外での調査を進める。 |
執筆者 山本好和