選定理由 | 全国(産地が6か所)で産地が少なく、今後発見される可能性が少ない。 |
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形態 | 灰白色から灰緑色で、基本葉体は、長さ5mm以下で掌状に分裂する。粉芽を欠く。子柄は高さ5cm以下の単一棒状で先端に赤色の子器をつける。 ◎近似種との区別 コアカミゴケモドキ(C. pseudodidyma)とは成分が異なる。 |
分布 | 茨城県、東京都、富山県、愛知県、京都府、長崎県の6か所。 ◎府内の分布区域 京都市若王子山。 |
生態的特性 | 主に暖温帯の腐植土上や樹幹基部上に生育する。 |
生育地の現状・脅威 | 報告された指定地で生育はまだ確認できていない。産地が孤立している。全国的にも新しい発見は皆無である。 |
必要な保全対策 | 開発が脅威となっており、その阻止が必要である。 |
執筆者 山本好和