選定理由 | 全国(産地が5か所以内)で産地が少ない。 |
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形態 | 灰白色から灰緑色の葉状で表面は平滑で光沢を欠く。大きさは直径10cm程度になる。裂片は幅4~8mmで左右に短く分岐し、円形に湾入する。葉縁は柏葉状を呈する。栄養繁殖器官を欠く。腹面は黒色で周囲はわずかに褐色を帯びる。腹面前面に偽根を密生する。シリアはない。髄は白色である。 |
分布 | 秋田県、京都府、兵庫県、鳥取県の4か所。 ◎府内の分布区域 宮津市成相寺。 |
生態的特性 | 主に岩上に生育する。 |
生育地の現状・脅威 | 報告された指定地で生育は未調査である。産地は孤立しているものの、指定地は寺社林と考えられるので、生育していることが期待される。 |
必要な保全対策 | 報告された指定地やそれ以外での調査を進める。 |
執筆者 山本好和