昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 カミキリムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 カミキリムシ科
ピクチビコブカミキリ
Miccolamia tuberculata (Pic, 1918)
京都府カテゴリー | 要注目種 |
---|---|
2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 京都がタイプ産地の希少種。 |
---|---|
形態 | 日本産カミキリムシ(東海大学出版会2007)PL. 67、No. 13-14を参照。 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州に分布し、近畿地方以西では山地に局所的に分布する稀種。 ◎府内の分布区域 京都(詳細産地不詳)の標本で記載されたが、その後府内からは京都大学芦生研究林の1例が記録されたのみ。 |
生態的特性 | シナノキ、オオバボダイジュ、オヒョウが食樹として確認されているが、府内では稀種のため観察例はない。 |
生息地の現状 | スギの人工林化により広葉樹林が徐々に消滅している。 |
生存に対する脅威 | 広葉樹自然林の消滅が直接的な脅威となる。 |
必要な保全対策 | 広葉樹自然林における伐採の規制、あるいは人工林地の広葉樹林への再変換などが考えられる。 |
その他 | 日本固有種。 |
文献 Hasegawa and Ohbayashi(2001)、長谷川、大林(2001)
執筆者 水野弘造