昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 オオキノコムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 オオキノコムシ科
オオキノコムシ
Encaustes cruenta praenobilis Lewis, 1883
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | ブナ林に生息することから、直ちに絶滅のおそれはないが、森林伐採により生息地が狭められている。 |
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形態 | 日本産で最大のオオキノコムシ科甲虫で近似種はいない。原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)(保育社 1985)PL. 25、No. 35などを参照。 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州。国外では朝鮮半島。 ◎府内の分布区域 南丹市美山町京都大学芦生研究林、佐々里峠、京都市左京区大悲山から記録がある。 |
生態的特性 | 幼虫はブナなどの広葉樹の枯木に生える硬質の多孔菌(サルノコシカケ類)に穿孔する。成虫は夏期に出現し、主に夜行性。昼間は食菌の穴の中や樹皮下に隠れている。 |
生息地の現状 | 府内の全域で、広葉樹の伐採とスギの植林によって生息地が減少している。また、佐々里峠では、自動車道路付近の広葉樹の古木の衰弱が著しく、環境が悪化している。 |
生存に対する脅威 | 伐採や大気汚染による広葉樹林の衰退。 |
必要な保全対策 | 広葉樹林帯の維持。 |
文献 芦田(1997)
執筆者 芦田久