昆虫類鞘翅（コウチュウ）目 コメツキムシ科
コガタシモフリコメツキ
Actenicerus yamashiro Kishii, 1998
| 京都府カテゴリー | 要注目種 |
|---|---|
| 2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 選定理由 | タイプ産地は京都市花背杉峠。京都北山一帯では普通であるが、他地域では極めて少ない。 |
|---|---|
| 形態 | 体長10.0～13.0mm。軟弱で繊細、圧平されほぼ平行状。黒色で強い紫色を帯びた青銅ないし真鍮色の光沢をもち、肢部は多少とも赤褐色。前胸背板の点刻はホソシモフリコメツキA.kiashianus（Miwa）に似るが、小型で上翅などの霜降り状斑紋がないか不明瞭で、オスの生殖器側片先端部の鈎状突起はより小さく、本種では頂部がより明瞭に丸く膨れ、ホソシモフリコメツキではやや平たい。 |
| 分布 | 新潟県、石川県、福井県、岐阜県、三重県、滋賀県、京都府、奈良県、兵庫県、岡山県の各府県の資料を検している。 ◎府内の分布区域 京都市北山ほか。 |
| 生態的特性 | 不明であるが、幼虫はやや乾燥した土壌中に生息し、食植性と見られる。 |
| 生息地の現状 | 森林環境が自然の状態で維持されるなら安定であろう。 |
| その他 | 日本固有種 |
執筆者 岸井尚（加筆修正:水野弘造）
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