昆虫類
膜翅(ハチ)目 アナバチ科
膜翅(ハチ)目 アナバチ科
アカオビケラトリバチ
Larra amplipennis (F. Smith, 1873)
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) |
選定理由 | 丹後地域の箱石浜などで1990年代までは、なんとか生息を確認したが、近年間違いなく個体数は激減している。 |
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形態 | 体長14.0~16.0mm、腹部の第1~3環節に赤ないし暗赤色のバンドがある。同属のクロケラトリバチ(クロオオトガリアナバチ)よりやや大型。 |
分布 | 本州から南西諸島、フィリピンに分布。 |
生態的特性 | ケラの穴に侵入して、ケラを追跡・攻撃し一時的に麻酔して、卵を産みつける。麻痺から醒めたケラは巣穴に戻って生活するが、卵から孵化した幼虫に徐々に体液を吸われて死んでしまう。ケラに捕食寄生する、原始的な習性を持つ狩蜂。 |
生息地の現状 | 都市近郊の田畑、湿地が減少し、ケラの個体数が減少している。 |
生存に対する脅威 | 農薬の乱用や田畑の圃場整備などでその周辺のケラにとって好適な湿地的環境が失われており、近縁のクロケラトリバチも激減している。 |
文献 岩田(1975e)
執筆者 遠藤彰