昆虫類
双翅(ハエ)目 クサアブ科
双翅(ハエ)目 クサアブ科
ネグロクサアブ
Coenomyia basalis Matsumura, 1915
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 情報不足(DD) |
選定理由 | 広く分布する種であるが、いずれの地域でも個体数が極めて少なく、かつ自然度の高い環境に局所的に分布すると見なされる。 |
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形態 | 大型で、頭部は小さく、身体は太い。オスは暗褐色、メスは黄褐色。他に類例のない顕著な種であり、注目を引く。 |
分布 | サハリン(樺太)、千島列島から北海道、本州、四国、九州と著しく広い。 ◎府内の分布区域 京都市左京区大原野が唯一の産地である。 |
生態的特性 | 生態は不明。ただ比較的湿潤な環境に生息するように思われる。成虫の発見例は極めて少なく、何らか目に触れにくい生態をもっているかもしれない。京都府ではごく最近になって初めて生息が確認された。発見された場所はこれまで調査の盲点となっていた地域である。しかしこれらの諸点を考慮するにしても、局所的で、個体数も少ない種であるのは疑いない。生息地での詳しい調査が必要である。 |
生存に対する脅威 | 周辺を含めた環境の劣化。 |
必要な保全対策 | 生息地の保全。 |
文献 松本(2001)
執筆者 大石久志