昆虫類
蜻蛉(トンボ)目 モノサシトンボ科
蜻蛉(トンボ)目 モノサシトンボ科
グンバイトンボ
Platycnemis foliacea sasakii Asahina, 1949
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) |
選定理由 | 府内では桂川上流、由良川上流で記録がされているが、産地が少ないため。 |
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形態 | 腹長30.0~33.0mm、後翅長19.0~23.0mm。オスの中・後脚は白い軍配状の特異な形態をしている。 ◎近似種との区別 メスはモノサシトンボに似るが、モノサシトンボには複眼の内縁に明るい色の斑紋があるので、区別できる。 |
分布 | 本州(宮城県、関東地方以西)、四国、九州に局地的に分布する。 ◎府内の分布区域 中部地域、南部地域。由良川水系(南丹市美山町)と桂川水系(南丹市日吉町、園部町、京都市)の限られた地域に分布する。 |
生態的特性 | 丘陵地~低山地の河川中流域の清流に生息する。伏流水などがあり年中水が枯れないような池も生息地となるが、府内では池に生息する産地は未発見。羽化は6~7月頃で、成熟した成虫は8月頃まで見られる。産卵は連結しながら植物の水面より下の茎などに行う。 |
生息地の現状 | 生息地になっている小さな小川が、コンクリートで固められ生息地が失われつつある。 |
生存に対する脅威 | 河川改修に伴う生息地の消滅や環境の変化、水質の汚染などが考えられる。 |
必要な保全対策 | 生息地周辺の環境を保全するとともに、生息地の水質などを管理していく必要がある。 |