昆虫類
鱗翅(チョウ)目 セセリチョウ科
鱗翅(チョウ)目 セセリチョウ科
ギンイチモンジセセリ
Leptalina unicolor (Bremer et Grey, 1852)
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) |
選定理由 | 全国的に減少しており、京都府内のタイプ産地も少ないため。 |
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形態 | 前翅長13.0~21.0mmの中型のセセリチョウ。翅表は全体が黒だが、裏面は黄金色の地に白い帯がある特徴的な斑紋をしている。この白い帯は、春型では白銀色で非常に目立つが、夏型では地色と似た淡い黄褐色であまり目立たなくなる。 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州。 ◎府内の分布区域 中部地域(南丹市日吉町、京丹波町)と南部地域(精華町、京田辺市、南山城村など)から記録されているが、分布は局地的。 |
生態的特性 | ススキなどが生えるやや乾燥した草原が主な生息地である。成虫は、春~秋にかけて年2~3回発生することが知られており、幼虫で越冬する。 |
生息地の現状 | 生息地の環境は、大きくは変化していないが、近年本種が記録されていない産地もある。 |
生存に対する脅威 | 河川改修や道路拡張などによって破壊されたり、消滅しやすい環境に生息している。 |
必要な保全対策 | 発生地の草原の環境は、適度に人手を加えて保全していく必要がある。また、未発見の産地もあると考えられるので、府内の分布調査を継続する必要もある。 |