昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 テントウムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 テントウムシ科
オオツカヒメテントウ
Sasajiscymnus ohtsukai (Sasaji, 1982)
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 希少種。九州から記載された種であるが、本州での分布が初めて知られたのは京都府であった。奈良県の産地は確認したが他府県については不明。 |
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形態 | 原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)(保育社)第40図版、No. 23を参照。体長1.5mm、前胸背板は黄色の前縁以外は黒色。上翅は黒色で後方にハート形の黄紋がある。翅端はヒメテントウ類では唯一、異形。 |
分布 | 本州、九州。 ◎府内の分布区域 京都市左京区下鴨神社: 齋藤(1993); 京都市西京区大原野: 高橋(1990)。 |
生態的特性 | 奈良公園においても、京都下鴨神社においても、冬季イチイガシの葉上、または樹皮下で越冬するのが観察されている。 |
生存に対する脅威 | イチイガシさえあればいいのかどうか、具体的脅威は不明である。 |
必要な保全対策 | イチイガシとの密接な関係が言われており、産地の一つである下鴨神社のイチイガシは保全が良好であるので、当面の心配はないようである。 |
その他 | 日本固有種 |
文献 齋藤(1993)
執筆者 高橋敞