昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 クシヒゲムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 クシヒゲムシ科
クチキクシヒゲムシ
Sandalus segnis Lewis, 1887
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 希少種。自然林に生息する特徴ある種である。北から南まで分布は広いが、産地は局限される。府内の記録は府北部のみ。 |
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形態 | 原色昆虫図鑑甲虫(Ⅱ)甲虫篇(北隆館 1963)PL. 79、No. 2、原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)(保育社 1985)PL. 7、No. 30を参照。体長10.0~21.0mm、肥厚しており、触角は短いが、第3節以降は片状。オスには褐色のものと、黒色のものがある。 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州。 ◎府内の分布区域 弥栄町太鼓山(4. v. 1983, 八木正道採集)、舞鶴市青葉山(15. ⅵ. 2012, 山下マリア採集)、舞鶴市東舞鶴公園(11. v, 10. ⅵ. 2005, 蝦田渉採集)、舞鶴市与保呂(16.v. 1997, 峰崎和子採集)。 |
生態的特性 | 本種の生態は未知であるが、関連する種にはセミ幼虫に寄生するものがあることが知られている。酢酸ベンジルのトラップに誘引された例がある。 |
生息地の現状 | 採集地点の環境は現在でも大きな変化はない。 |
生存に対する脅威 | 生態は未知であるが、これまで本種が確認された地域の環境の改変に対して配慮すべきである。 |
必要な保全対策 | 自然林の維持保全。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 高橋敞(補筆:水野弘造)