昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 ゴミムシダマシ科
鞘翅(コウチュウ)目 ゴミムシダマシ科
ヒサゴゴミムシダマシ
Misolampidius rugipennis Lewis, 1894
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 移動能力の少ないヒサゴゴミムシダマシ群の基本ともいえる種。山地性で、京都府における分布は芦生のみで、近隣の尾越でも見られない。 |
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形態 | 原色昆虫大図鑑(Ⅱ)甲虫篇(北隆館 1963)PL. 116、No. 2、原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)(保育社 1985)PL. 56、No. 1を参照。後翅の退化により移動能力が弱く、府内のものは亜種M. rugipennis subnitidusとして中部山岳のものとは区別される個体群である。 |
分布 | 本州、四国、九州、佐渡。 ◎府内の分布区域 北桑田郡美山町芦生:水野(1976)、今坂、中条(1984) |
生態的特性 | 朽木樹皮下等で見られる。山地性で、中部日本山岳地帯では普通だが近畿地方ではまれ。 |
生息地の現状 | 芦生の森は大学研究林として、一部を除きよく保存されてきた。 |
生存に対する脅威 | 芦生地区では、ダム建設などを含む開発が予定されており、自然環境が大幅に失われるようである。 |
必要な保全対策 | 芦生のみで知られるので、当地区の保全がすべてである。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 高橋敞(加筆修正:水野弘造)