昆虫類
蜻蛉(トンボ)目 トンボ科
蜻蛉(トンボ)目 トンボ科
マダラナニワトンボ
Sympetrum maculatum Oguma, 1915
京都府カテゴリー | 絶滅種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧ⅠB類(EN) |
選定理由 | かつては府内に生息していたが、近年の記録がないため。 |
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形態 | 腹長21.0~24.0mm、後翅長23.0~27.0mm。成熟しても赤くならない黒味の強い小型のアカトンボ。 |
分布 | 本州に分布するが産地はきわめて局地的。近年減少が著しく、西日本では現存する産地はわずかとなっている。 ◎府内の記録 京都市深泥池。 |
生態的特性 | 平地~丘陵地の、樹林に囲まれて開放的な、水質の良い遠浅の池沼、湿地に生息。成虫は9~10月の午前中に水辺に現れ生殖活動を行う。深泥池では、浮島を中心に生息していたと思われる。ベッコウトンボと同時期に見られなくなり、絶滅の要因は同じと考えられる。 |
改訂の理由 | 京都府では唯一の産地であった深泥池で、1971年を最後に記録がなくなった。他の地域に生息している可能性はないので、絶滅したと判断した。 |
その他 | 日本固有種 |