選定理由 | 腐植の少ない海岸の砂地クロマツ林に発生するキノコで、発生環境が減少している。 |
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形態 | キシメジによく似る。傘はキシメジに比べやや赤く肉は白く、苦味がない。砂地のマツ林を生息場所とする。 |
分布 | 北半球。 ◎府内の分布区域 京丹後市網野町、宝ケ池(京都市左京区)。 |
生態的特性 | マツの根に共生し、外生菌根を形成する。腐植のたまる富栄養な条件下では他の菌根菌との共生に負けると言われる。 |
生育地の現状・脅威 | 海岸クロマツ林もマツ枯れ被害により劣化が激しい。さらに、かつてのような松葉などの燃料用の採取がなく、腐植の堆積が進んでいる。 |
改訂の理由 | 海岸クロマツ林の指標として。 |
執筆者 佐久間大輔