選定理由 | 成熟した照葉樹林に発生。林床まで保全された大規模な照葉樹林は府下では少ない。 |
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形態 | 傘の径15cm、高さ25cmに達することもある大型のテングタケ。傘上には暗褐色の大きなイボ状または角状の鱗片をつける。柄にもささくれ状に鱗片をつけ、太くなった基部にはイボ状に鱗片が並ぶ。つばは早落性。 |
分布 | 太平洋岸(千葉以南)、及び日本海沿岸(富山以西)の照葉樹林。中国南部、東南アジア。 ◎府内の分布区域 稲荷山(京都市伏見区)。 |
改訂の理由 | 良好な照葉樹林の指標種である。 |
文献 本郷(1994)、幼菌の会(2001)、池田(2013)
執筆者 佐久間大輔