選定理由 | 広域的視点で見ても産地は少なく、また府内の生息地も限られていることから選定した。 |
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形態 | 子実体は歪んだタンポ型で長さ6~15mm、朽木中の幼虫から発生。柄と頭部の境界は明瞭、朽木の外に出ている部分は青緑色。斜め上向きに埋生する子嚢果の先端が表面に突出する。 |
分布 | 山形、宮城、群馬、埼玉、岐阜和歌山、広島。 ◎府内の分布地 南丹市。 |
生態的特性 | ホソクシヒゲムシ科の幼虫から発生する。広葉樹林内の硬い朽木に8~9月発生。 |
生育地の現状・脅威 | ナラ枯れとシカ食害によるギャップの増大で産地の乾燥化が懸念される。 |
改訂の理由 | 府下の産地は少ない。 |
執筆者 佐久間大輔