選定理由 | 主に自然海岸に残る海浜植生に発生。海浜植生自体が限られていることから。 |
---|---|
形態 | 子実体は類球形10~25mmの頭部と20mmほど(最大100mm)の柄部からなり、半ば砂に埋もれて頭部と柄の上部のみが地表に出る。殼皮は2層、外皮は灰褐色から赤褐色、砂粒を巻き込み、頭部下側などに襟状に残る。柄は赤褐色で鱗片状。 ◎近似種との区別 近似種にアラナミケシボウズタケ(T. var. fimbriatum)があり、顕微鏡による胞子の確認が必要。 |
分布 | 本州(新潟以南)、世界各地。 ◎府内の分布区域 京丹後市網野町など。 |
生育地の現状・脅威 | 海浜植生の保全。 |
改訂の理由 | ナガエノホコリタケの生態が明らかになり、海浜植生の指標的な重要性を帯びていることから、指定した。 |
執筆者 佐久間大輔