菌類
担子菌門 ハラタケ目 ヒメノガステル科
担子菌門 ハラタケ目 ヒメノガステル科
マメツブタケ
Hymenogaster arenarius Tul.
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 地下生菌で発見しにくく、情報不足で個体数が少ない。 |
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形態 | 子実体は球形から卵形で地下生、径1cm、表面は白色、老熟すると汚白色から汚褐色で平滑。断面は白色から淡褐色で、基部に柱軸がわずかに突起する。腔室は主に球形、柱軸より放射状に配列し、隔壁は100μm、細長の細胞で区画する。6~8月、砂質土のカシ林で発生。 |
分布 | 文献によれば小林義雄氏は本州、伊藤誠哉氏はヨーロッパ、Pegler氏はイギリスとしている。 ◎府内の分布区域 府立植物園(京都市左京区)(1973)、清水山(東山区)、京都大学上賀茂試験地(北区)(1969)。 |
改訂の理由 | 調査に伴い採取情報は得られている。学名の適用には課題があり、再検討を要する。 |
文献 吉見(1986)、今関、本郷(1989)、小寺、佐野(2005)
執筆者 吉見昭一(原文)、佐久間大輔(改変)