菌類
担子菌門 ハラタケ目 ハラタケ科
担子菌門 ハラタケ目 ハラタケ科
オオノウタケ
Calvatia boninensis S. Ito & Imai
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | オオノウタケは胞子確認を必要とし、確実な情報が少ない。特に過去15年少ない。 |
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形態 | 幼菌は白から茶色の球形、成熟すると茶褐色、表面に亀裂状の粗毛がでる。高さ5~10cm、幅4~10cm。基本体は初め白色から黄褐色に変化、脱水して粉状になり、古綿に似る。表皮は2層で共に剥離し、基本体を飛散、やや細い柄の無性基部が独楽の形で残る。腐葉土や落葉上に7~10月に見られる。 ◎近似種との区別 ノウタケ(C. craniiformis(Schw.)Fr.)は胞子が径3.5~3.9μmで球形。 |
分布 | 小笠原諸島、四国、中国地方、近畿地方、中部地方。奈良県春日原生林(1976)、滋賀県近江神宮(1978)。 ◎府内の分布区域 吉田山、大文字山、北白川、修学院、宝ヶ池(京都市左京区)、京都御苑(上京区)、宇治市。 |
生態的特性 | 腐生菌。 |
文献 吉見(1986、1998)、今関ほか(1988)、今関、本郷(1989)
執筆者 吉見昭一(原文)、佐久間大輔(改変)