菌類
子嚢菌門 ボタンタケ目 ノムシタケ科
子嚢菌門 ボタンタケ目 ノムシタケ科
テッポウムシタケ
Cordyceps nikkoensis Kobayasi
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 1980年代に比べ激減。 |
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形態 | 子実体はカミキリムシの幼虫の頭部や尾部から発生する。柄の頂部に径3~4cmの棍棒状のタンポ型の頭部に子嚢殻を埋生する。全体が灰褐色。 |
分布 | 日本各地。 ◎府内の分布区域 京都市西京区、亀岡市、南丹市芦生。 |
生態的特性 | 切株、朽木などの中に入っているカミキリムシの幼虫から発生するが、菌糸束は朽木を通り抜け、その表面に子実体を現す。『冬虫夏草図鑑』にはトチノキの伐根跡に発生とあるが、京都府ではアカマツの朽木上が多い。7~9月頃発生する。 |
生育地の現状・脅威 | 京都市西京区の神社境内に発生していたが、近年著しく減ってきた。アカマツの立枯れ現象と関係している可能性がある。 |
文献 清水(1997)
執筆者 吉見昭一(原文)、佐久間大輔(改変)